ウォーミングアップの意味
ウォーミングアップの重要性については、なんとなく知っているけど詳しくは分からない・・・。そんな方は多いのではないでしょうか?
エイチフィットジムでは、ウォーミングアップの重要性をご利用いただく皆様に理解してもらうようにしております。
動的なストレッチやウォーミングアップに関しては、コンディショニングエリアで行うことができるようになっています。
ここでは、意外と知らないウォーミングアップの重要性について4つ詳しくご紹介していきます。
1. 体温の上昇とパフォーマンスの向上
ウォーミングアップにより体温が上昇することで、筋肉の柔軟性が向上し、筋肉の収縮速度が速くなります。
研究によると、体温が1度上昇すると、筋肉のパワーが最大で5%向上することが示されています(Bishop, 2003)。
この体温の上昇は、運動効率を高め、パフォーマンスを向上させる効果があります。
2. 心血管系の活性化
ウォーミングアップは心拍数を徐々に上げることで、運動に必要な血流量を増加させます。
これにより、筋肉への酸素供給が向上し、運動中のパフォーマンスが向上します。
心血管系の活性化は、運動中の疲労を遅らせ、持久力を高めることにもつながります。
3. 怪我のリスク低減
ウォーミングアップによる筋肉の温度上昇は、筋肉の柔軟性を高め、怪我のリスクを低減します。
具体的には、ウォーミングアップを行うことで、筋肉や腱の損傷リスクが減少することが多くの研究で示されています。
例えば、サッカー選手を対象とした研究では、適切なウォーミングアッププログラムを実施した結果、下肢の怪我が36%減少したと報告されています(Hagglund et al., 2003)。
4. 神経系の準備
ウォーミングアップは、神経系の活性化にも寄与します。
これにより、筋肉への神経信号の伝達速度が向上し、運動の協調性や反応速度が高まります。運動前のウォーミングアップにより、運動技能の精度が向上し、パフォーマンスが最大化されることが期待できます。
まとめ
ウォーミングアップは、体温の上昇、心血管系の活性化、怪我のリスク低減、神経系の準備という4つの主要なメカニズムを通じて、運動パフォーマンスの向上と怪我の予防に寄与します。
これらのエビデンスに基づき、どのスポーツや運動を行う前にも、適切なウォーミングアップを行うことが非常に重要であると言えます。
筋トレや運動前のウォーミングアップは、行わないとケガにもつながってきます。必ず15分程度のウォーミングアップを入れてから筋トレをするようにしましょう。
トレーニングについて分からない事や不安な事は、トレーニング専門資格を保有したスタッフへ気軽にご相談ください。