筋トレとホルモンの関係
筋トレをすることは、筋力アップや体重減少以外にも効果があります。
そのひとつとして、筋トレをすることで体内からホルモンが分泌されています。
体内から分泌されるホルモンを知っておくと、自身の体について詳しくなるので、”知らない”という方は最後までご覧ください。
筋トレ分泌されるホルモン5選
筋トレで分泌されるホルモンを科学的な観点で知ることで、トレーニングや運動効果を実感しやすくなります。
筋トレによって分泌される代表的なホルモンを5つご紹介します。
テストステロン
筋トレによって、筋肉を刺激すると体内でテストステロンというホルモンが分泌されます。
テストステロンは、筋肉の合成を促進し、筋肥大をサポートする効果があります。
分泌が増えるポイント
筋肉の繰り返し動作抵抗をかけるスクワットやダンベルトレーニングなどで分泌が促進されます。
成長ホルモン
筋トレ(無酸素運動)を行うことで発生する乳酸が脳を刺激し、結果的に成長ホルモンの分泌を促します。
成長ホルモンは、子供の発育だけではありません。大人の場合であれば、代謝調節に関与する免疫機能や認知機能に効果を発揮します。
発生する成長ホルモン量
筋トレによって発生する血液中の成長ホルモン濃度は200倍ほど増加するとされています。
これは、睡眠中に分泌される成長ホルモン量と同程度まで増加することがわかっています。
インスリン様成長因子
肝臓から分泌されるインスリン様成長因子は、筋肥大を直接的に促進する働きを持っています。
分泌を促すには・・・
インスリン様成長因子の分泌を促すには、瞬発的なトレーニングよりも力を持続させて発揮させるスロートレーニングがおすすめです。
エンドルフィン
筋トレによって分泌されるエンドルフィンは、快感やリラックス効果をもたらし、ストレス軽減にも役立つホルモンです。
モルヒネに匹敵する?
エンドルフィンは、モルヒネと同じような作用を持っており、鎮痛効果や気分を高揚させる働きも備わっています。
セロトニン
筋トレによって分泌されるセロトニンは、「幸せホルモン」とも呼ばれています。
セロトニンの効果
三大神経伝達物質とも呼ばれる脳内ホルモンであり、精神の安定を司る効果と気分を高揚させる効果があるとされています。
筋トレは健康的な体作り効果大
ここまでご紹介してきたように、筋トレによって体内では様々なホルモンが分泌されています。
これらのホルモンは、筋力アップや体重減少とは別の観点で健康的な体作りに役立つ効果が多くあります。
筋トレ初心者の方や初めての方の場合、筋肉や体重に目が行きがちですがこのような知識をインプットしておくと、科学的に体を理解できるのでトレーニングの継続モチベーションにもなります。
筋トレやマシンに関することで不安な事や分からない事などは、トレーニング専門トレーナーが在籍しておりますので、気軽にご相談ください。